Heliosphere

Zanの雑記

少しでも購入を検討したバイクたち

これまでの記事は結構検討が進んだ段階の絞り込みのレビューを書いていましたが、絞り込む前の段階で候補に挙がっていたバイクたちも記録しておきたいと思って書きました
基本的に画像はメーカーサイトからの引用で作っていきます
あと、がっつり検討してる車種もおさらい的に入ってます

免許取得前に検討していた車種

元々自分は車好きで持ってないけど、色々車について調べるのが好きでした(国産、スポーツカー好き)
バイクは元々そのついでにたまに見るぐらいで全然詳しくなかったです
なので免許取る前は見た目重視な選び方をしてる感じです

250ccクラス

Kawasaki Ninja250

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/ninja250/img_03-01.jpg
Ninja 250・Ninja 250 KRT EDITION | 株式会社カワサキモータースジャパン

バイクを何も知らなかった頃一番乗りたかった車種
なんといっても見た目がかっこいい
乗ってる人も多いのでパーツも豊富なのが良いですね

Yamaha YZF-R25

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r25/img/yzf-r25-a_color_001_2020_003.jpg
ヤマハ発動機 YZF-R3/YZF-R25 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

これが発表されたときの衝撃といったら!こんなかっこいいバイクがあるなら免許とっていいなと思えるほど
特に初期型の俺は高回転まで回るぞ!!ってメーターが好みですね
今の選考基準からは外れてしまったバイクですが、是非乗りたい一台です

HONDA Hornet 250

https://www.honda.co.jp/content/site/www/news/pc/2006/2061220-hornet/_jcr_content/par_news-body/newscolumn_copy_2067905949/par_news-col-1/newsimage.img.jpg/1549016041444.jpg
― Honda | バイク製品アーカイブ 「ホーネット」Honda | 軽二輪スポーツバイク「ホーネット」のカラーリングを変更して発売

タンデムで後ろに乗せてもらったことのある車種
クラス以上のタイヤの太さで安定感抜群なので使い勝手がよさそうと感じた
見た目もそこそこ好み
ただ生産終了で人気車種で価格が結構高いうえにABS付モデルもなさそうなので、自分は今これを選ぶ理由はないかな

ここから免許取得前後に検討した車種

免許をとるにあたって、今までのあこがれだけでなく実用性も考えてバイクを選ぶ必要が出てきました
車を持ってない自分はバイクに汎用性があるものが良いと考えるようにシフトしています
バイク選びの詳しい基準については初回記事を参照してください

アドベンチャーをメインに検討していますが、キャリア等の純正・社外オプションが充実している車種は
拡張していけるので検討しているものもあります
また、汎用性を差し引いても見た目がいいとか面白いと思った車種もリストアップされています

250ccクラス

Kawasaki Versys-X 250

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/versys-x250tourer/img_02-01.jpg
VERSYS-X 250 TOURER | 株式会社カワサキモータースジャパン

アドベンチャーというジャンルを知ってから一番最初にいいなと思ったのがKawasaki Versys
Ninjaのスタイルが好きなので、似たテイストのフロントマスクにアドベンチャーの汎用性が良いと思いました
しかし、純正のパニアが貧弱であったり、維持に気を使うスポークホイールとチューブタイヤ、Ninjaは新型のエンジンなのにVersysは古いまetc…といろいろ気になって選外に
メーターやカウルはかなり好みなので、キャストホイールで実用性のあるパニア装備、車格に対するパワー不足を補うためにNinja400のエンジン搭載とかなら買ってました

あとあまり人気がないためか試乗車どころかレンタルでも数が少なくて試乗する機会を作るのが大変なのも結構ネックに感じるところです(Vストが強すぎるんじゃ…)
社外性のアフターパーツも少なめな印象

Suzuki V-Strom250

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安い・便利・乗りやすいと3拍子揃ったSuzukiの250クラス最強なバイク
正直デザインはVersysの方が好みだったりするのですが…

このバイクの良さは250のアドベンチャーで欲しい要素はだいたい満たせているところ しかも乗りやすい
パニアはオプションだけどオプションステーなしでかなり安価にフルパニア可能
しかも純正パニアはかなり頑丈そうだし容量もそこそこ
パラツインの扱いやすいエンジンにワンランク上の安定した車格にタンデムしやすそうなシートと欠点がない

独り身ならおそらくこれを選んでたと思うぐらい良いバイクです
レンタルで1日乗り倒したインプレ記事がありますので、興味があればご覧ください
heliosphere.hatenablog.com

HONDA CB250R

https://www.honda.co.jp/CB250R/assets/images/type/silver.png
― Hondaホームページ :本田技研工業株式会社 タイプ・価格 | CB250R | Honda

国産車でこんな攻めたデザインできるんだなぁとかなり見た目で選んだ車種

コイツの良いところは安い!安いのは正義。そして軽いです軽いのも正義 144kg 乗ってみたい

パニアケース系が似合わなさそうなのがネック 社外パーツも少なそうな印象
あとこれも試乗車、レンタルがかなりレアで買わずに乗るのが難しい車種なのが悩みどころ
上位車種のCB1000Rは片持ちスイングアームにリアフェンダーが載っててさらにカッコイイ(こっちは車両価格が同クラス帯で見ると結構高めな設定)

最近見ているモトブロガーのFUKUROKOJIさんがいろんなところを乗り回しててこいつも良いなって思います
youtu.be
エンデュランスのリアキャリア付けられてて、そこまでダサくなく荷物積める運用をされてるので参考になります

HONDA Rebel250

https://www.honda.co.jp/Rebel250/assets/images/type/product-04.png
― Hondaホームページ :本田技研工業株式会社 Rebel250 | Honda

アメリカンってあまり好みじゃないんですが、Rebelは唯一見た目が好みなアメリカンです
他よりミリタリー感あってよくないですか?OD色とか出してほしい
サイドバッグを付けて荷物もそこそこ積めそうなところも良い
あとCBR250Rと同じエンジンの兄弟車なので安い!そしてReble500と同じ車体なのでデカい!
そして女性ライダーでも扱える軽さと足つきの良さと売れる要素がいろいろあります
結構売れてるのでキャリアとかのアフターパーツも多いのが魅力

絶望的にメーターが好みでないのもつらいところ
見た目がクラシカルなのでアナログメーターにしてほしいなぁ
というかせっかくMTのバイクに乗るのにタコメーターないのはちょっと…社外の後付けメーターもいまいちかっこいいのがない

Kawasaki Z250

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/z250/img_01-01.jpg
Z250 | 株式会社カワサキモータースジャパン

Ninjaにはあこがれるけどセパハン乗りにくいのでは…と思っているところに現れたKawasakiのバイク
だいたいNinja250だけどポジションは乗りやすそう
Ninja250と共通パーツが大体使えるのでいじり甲斐がありそう
パニアとかもいろいろ出てるので頑張れば結構満足のいく仕上がりになりそうなのが選定の理由

あと今のZ250/Ninja250はZ400/Ninja400とフレームが共通なので、400を選んでも同じ車格になってます
タンデムすることを考えると400は先代の大きい車体の方が好みなのが正直なところ
あとZ650はテールランプがZの形に光っててこだわりを感じたけど、Z250はそうではなさそうなのが残念

Kawasaki ZX-25R

https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/05/ZX-25R-0.jpg
― ヤングマシン'20カワサキ ニンジャZX-25R市販予定車 実物チェック【正式発表までもう少し】 | WEBヤングマシン|最新バイク情報

未発売車種なので検討というと違うかもですが
250ccで4気筒を作る気になったカワサキの皆さんに感謝 一度でいいから乗ってみたい
国産車どんどん盛り上がってほしい

300ccクラス

Yamaha YZF-R3

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r25/img/yzf-r25-a_color_001_2020_003.jpg
ヤマハ発動機 YZF-R3/YZF-R25 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

免許取る前は300ccって微妙な排気量だなぁと思ってましたが、他社の300ccクラスに乗って認識を改めました
250ccだとちょっと足りないなっていうところが絶妙に使いやすい
特に高速道路に乗るならR25よりR3を選んだ方が幸せになれる感じ
見た目はR25同様好みなので、SS系を検討するならR25よりこっちかな

BMW G310GS

youtu.be
はじめての外車 BMWといえばGS
BMWといえば車/バイクに興味がない人でも外車だなってわかるぐらいのブランドなのであこがれもあります
実際BMWのディーラーはものすごく丁寧だし、バイクに対する考え方もさすがの物があります
BMWの末っ子のG310シリーズはBMW"らしさ"をどこに感じるかで評価が変わるバイクかなと思っています
メーカーもディーラーもこれ1台で完結するバイクでなくて大型へステップアップするための繋ぎのバイクとして扱っている感じが一番悩ましいです
詳しくはG310Rの方の試乗記事を参照してください
heliosphere.hatenablog.com
悪いバイクではないけど決定打に欠ける印象です

400ccクラス

HONDA 400X

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HONDA CBファミリーのアドベンチャー(厳密に言うとクロスオーバーらしい)で扱いやすさはピカイチ
国産400ccクラス唯一のアドベンチャーなのでこれを選んでるって人は多そう
ただ他にないからあぐらをかいてるわけでなく、しっかり作り込んでる魅力ある車両 流石HONDA
見るからに長距離でも乗りやすそうなのと海外製のパーツも多いのでキャリアのカスタムも(高いけど)選ぶのに苦労はしなさそう
試乗してきてるので詳しくはそちらの記事を
heliosphere.hatenablog.com

Kawasaki Ninja400 / Z400

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/ninja400/img_03-01.jpg
Ninja 400・Ninja 400 KRT EDITION | 株式会社カワサキモータースジャパン

やっぱり見た目が好みなんですよ
現行は上記Z250の通り車体が小さいので好みから外れちゃったのが残念
中古は諸事情で消極的なので、現行も昔の車格だったらもっと検討してたかも

Husqvana Svartpilen 401

https://www.husqvarna-motorcycles.com/ktmgroup-storage/PHO_BIKE_90_RE_sp401-20-90de-right_%23SALL_%23AEPI_%23V1.png
― Husqvarna Motorcycles Svartpilen 401 | 2020

見た目が最高 どうやらコンセプトモデルがほぼそのまま出てるらしいカッコイイ
初見の感想はなんだこのバイクだったんですが、走ってるところやいろんな角度の写真を見ていてこのスタイルの異質さに惚れました
KTM 390 DUKEをベースに開発されているので車体性能も折り紙つき
その異質さ故のアフターパーツの少なさや生産量の少なさからくる車両価格の高さがネック
ただそれを差し引いても乗ってみたいバイク。人となかなか被らないので所有する満足度も高そう
このバイクを知ったのは有名モトブロガーWokaRiderさんの動画でした。まだ見てない人は是非
youtu.be

KTM 390 ADVENTURE

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400ccクラスアドベンチャー不足の日本にオーストリアから来た黒船
免許を取ろうと思うまでKTMもHusqvanaも知らなかったんですが、参考にと見始めたモトブロガーの評価が良いバイクに「390 DUKE」がありました
正直に言うと単気筒は振動が多そうであまり好みではなさそうだなと思ってたんですが、390 DUKEの鋭い加速を動画で見てこれは!となりました
しかもちょうどバイク購入を検討している最中に発表された「390 ADVENTURE」
BYBREのブレーキやWPの調整式サスと装備も豪華で車体も250ccクラスに軽いという魅力的なバイク
実際乗ってみると前述のG310より振動が気にならない安定感もすごい
ただ390 DUKEベースなので扱いづらいじゃじゃ馬感はどうしても拭えないのが悩みどころ
詳しくは試乗インプレ記事をどうぞ
heliosphere.hatenablog.com
東京のRider's Land YOYOの店長さんが390ADVを気に入っているようで色々動画をUPされてて参考になります
youtu.be

KTM 390 DUKE

https://www.ktm.com/ktmgroup-storage/PHO_BIKE_90_RE_390-DUKE-2017-RE_%23SALL_%23AEPI_%23V1.png
KTM.com KTM 390 Duke 2020

上記390ADVのベースになった車両。125ccの車体に400ccクラスのエンジンを詰め込むKTMお得意の小さくて軽くてキビキビ走るバイク
390ADVが出るまではこれもいいなと思ってました
ただデザインはSvartpilenの方が好みなのでそっちのがいいかな
DUKEの良いところはアフターパーツが多いのと装備と軽さの割りに安いところ
外車とは思えない値段で買える刺激的なバイクなのでおすすめ


乗れないけど気になるバイク

こちらはまたあこがれのバイク
免許取得費用や車体価格の高さで大型は狙ってないんですが、大型もいいよねロマンだよね

Kawasaki H2R

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/ninjah2r/img_01-01.jpg
Ninja H2R | 株式会社カワサキモータースジャパン

旧ロゴが車両先端についてる超カッコイイバイク
そろそろ離陸しそう 操れるかわからないけど体験してみたい

Kawasaki ZX-10RR

https://www.kawasaki-motors.com/mc/img/ninjazx-10r/img_03-01.jpg
Ninja ZX-10R KRT EDITION・Ninja ZX-10R SE・Ninja ZX-10RR | 株式会社カワサキモータースジャパン

H2は憧れとして、実用範囲でなんとか乗れる限界がこの辺ではというバイク
Kawasakiは良い

KTM 1290 SUPER DUKE GT

https://www.ktm.com/ktmgroup-storage/PHO_BIKE_90_RE_1290-sdgt-2019-white-90-re_%23SALL_%23AEPI_%23V1.png
KTM.com 1290 Super Duke GT 2020

「The Beast」と呼ばれる1290 SUPER DUKE Rをマイルドにしてタンデムツーリングしやすくした感じのバイク(あってる?
野獣なのに扱いやすいと言われるSUPER DUKE Rがよりツーリングで使いやすいということで気になります

Husqvana NORDEN 901

https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2019/12/000-1.jpg
― ヤングマシン ハスクバーナのネオクラアドベンチャー「ノルデン901(NORDEN 901)」の量産が決定! | WEBヤングマシン|最新バイク情報

未発売のHusqvanaアドベンチャーモデル
コンセプト通りに作るならこれまた見た目は最高
ベースはKTM 790 ADVENTUREなのかな?そうであれば性能も文句なさそうなのでほしい
というかNORDEN 401出してください

BMW R 1250 GS Adventure

youtu.be
BMWといえばボクサーエンジン そしてアドベンチャー
ガチガチのパニア付けてロングツーリングしてみたい



見た目が好みで性能も良いKawasakiにしっかり対抗してくるYamaha、作りの良さが売りのHONDA、ニッチな需要にこたえてくるSUZUKIと流石バイク生産大国日本というラインナップにBMWKTMが殴りこんできた感じになってます
車は憧れで好きだった期間が長いのでだいたい好みが固まってきてるんですが、まだバイクは詳しくなりきってないので、選ぶの楽しいけど大変

BMW G 310 R 試乗 インプレッション

 

BMWで数少ない普通免許で乗れる単気筒のGシリーズ 現行車はネイキッドのG310RとアドベンチャーのG310GSの2車種
検討中の今ならあのBMWでも試乗していいのでは!?とディーラーに行ってきました

G310R

G310Rを選んだ理由

バイクを選ぶ基準については以前の記事をご参照下さい

heliosphere.hatenablog.com

上記の記事を簡単にまとめると「普通二輪免許で乗れるアドベンチャーバイクが欲しい」ということなのですが、国内で購入できる物は意外と限られます

  • Kawasaki Versys-X 250
  • SUZUKI V-Strom250
  • BMW G 310 GS
  • KTM 390 ADVENTURE
  • HONDA 400X
    (排気量・アルファベット順)

ここからオンロード寄り(キャストホイールのモデル)に絞っていくとVersys-Xが除外されて、4車種のみとなります
そのうちの3車種は既に試乗してきたので、最後の有力候補がBMW G310GSということです

直接G310GSに乗れればよかったのですが、近くに試乗車がなく共通エンジンのG310Rに試乗してきました

G310GSも店舗にあったので股がらせてもらったのですが、やはり車格がGSのほうが少し大きくて好みの感じ
対してG310Rは軽くてコンパクトで扱いやすい印象

G310R正面

シンプルで端正な顔立ちで、G310Rはゾイドに例えるなら共和国側プテラスやレイノスのイメージ
G310GSは筋肉質で帝国側ゾイドっぽくてレブラプターやヘルディガンナーのイメージ

今回はお店のご厚意で2時間長の長時間試乗させてもらえました
お陰で短区間ですが、高速道路やワインディングも走行できました

似たような特徴(外車・単気筒・軽量な車体)を持っているKTM 390 ADVENTUREと比較する場面が多くなってます
こちらの方が排気量が小さく、値段も少し安いのを考慮してみていただければと思います

 

良いと感じたポイント

車体の軽さ

V-Strom250よりも軽いくて扱いやすかったです
前回のリストにGシリーズの2車種を追加してみるとこんな感じです

SUZUKI V-Strom250      : 181kg
KTM 390 ADVENTURE  : 161kg
HONDA 400X                  : 196kg
BMW G310R                   : 159kg
BMW G310GS                  : 170kg

GSだとKTMの390 ADVENTUREを超えますが、それでもまたがった時は軽いバイク感じでした
試乗したG310Rはこれまでで一番軽いうえに足つきもかなり良く、車体を支えやすかったです

250よりも強いトルク

310ccとトルク不足を感じた250ccと比べて60cc増というそこまで変わらないと思いきや結構走ります
高速走行で100km/h近く出した時もまだ余裕がある感じだったのでタンデムでも使えそうな印象でした

回した時の力強さ

4千回転ぐらいから急にググっと車体を押して伸びるエンジンでそこが一番楽しいです
ただ一般道だとそこまで持っていくのがなかなか難しい
面白くなる前に次の信号待ちになってしまうのが残念

安定感

後傾シリンダーのお陰で写真でもわかる通りスイングアームが長くとられており、一度走り出すとかなりの安定感がある車両
車体はコンパクトな部類に入るのに、1つ大きな車両並みの安定感があります
高速道路で100km/h近く出した後、降り口のICでブレーキを結構キツめにかけて減速してしまったのですが、車体が吸収してくれて恐怖をあまり感じませんでした
長距離でも安心して走れるのではないかと思います

質感の良さ

さすがはBMWといったところ
車両の塗装の質感の良さや細かいところにもBMWのエンブレムが入っていてBMWを所有している満足感がある車両です

G310Rサイド

車体側面にもしっかりBMWエンブレムが

特にハンドルバーの真ん中にあるBMWエンブレムは走行中にも目に入る機械が多く、BMWに乗ってるんだなという満足感があります

ETC標準搭載

ありそうで他メーカーではなかったETC標準装備

車を持ってない自分はバイクで遠出する気満々なので最初からついてるのはありがたいです 


気になったポイント

発進時のシビアさ

試乗中、走りだしのエンストがこれまで乗ってきた中で一番多かったので不安を感じたということです
初心者だから下手なだけだろというご指摘はごもっともなのですが、かなり気になりました
単気筒なので低速トルクがないのは承知の上、走りだしはアクセルを少し回してあげないと…と思って実行しても最初はかなりの回数エンストさせてしまいました
1時間も乗っていると感覚を掴みましたが、正直走り出しの不安で車両を楽しみ切れていない印象が試乗終了までずっとありました

低速トルクのなさ

上でも書いてますが、低速トルクはないです
一度転がりだして2速に上げれば安定して面白くなるのですが、停車時のエンブレもやりすぎるとエンストしたりとシビアなエンジンの印象でした
タンデムするときに増えた重量のせいでもっと厳しい面が出てくるのかもと思うと不安です

KTM 390 ADVENTURE気にならなかったところがかなり気になるので、そちらより許容範囲が少ないシビアな乗り心地だったと思います
排気量313ccと373.2ccの差がそこに出てるのかもしれません

ギア選択のシビアさ

390 ADVENTUREの時に感じた単気筒に由来するギア選択のシビアさはしっかりG310Rにもありました
むしろ390ADVよりも強くそれを感じる場面が多かった印象です
赤信号を確認してシフトを下げていく時に下げすぎてギクシャクしまう場面があり、気を使いました
この辺は慣れも大きいと思うのですが、同じ単気筒でも車種ごとにかなり印象が違いました


振動によるミラーの揺れ

単気筒もでるならではの振動はハンドルにはそこまで過激に伝わってくるわけではなく、長距離も問題なさそうでしたが、ミラーにはばっちり伝わっているようで細かい振動で後方の状況が確認しづらい場面が結構ありました
あとからわかったのですが、回転数が安定しないギアに入っている時は揺れが強くミラーに伝わっている(当たり前ですが)ようで、停止からの加速中に見えづらくなることが多かったです
安定して走行しているときは問題なかったです
自分は人よりミラーを見る回数が多い人だと思うのですが、そのせいもあって少し気になりました

メーターのシンプルさ

以前の記事で何回か書いてますが、個人的にメーターは所有欲を満たすのに重要な要素だと思っています

BMWの車両にしてはかなりメーターがシンプルで少し物足りないのと回転数が横に伸びるバータイプでそこも個人的には見づらくて苦手でした

G310Rメーター

エンブレムは良い

ハンドルバーの真ん中にあるBMWマークは小さくてもしっかり印象的でそこは良いです

313ccという排気量の悩ましさ

これは日本の法律の問題も絡んでくるのでG310の単体の悪いところではないのですが
250ccのバイクより確実にパワーはあるし実用的、400ccのバイクよりは価格が安いというところを見ればちょうど良いのですが、車検が発生するということで400ccと維持費に差が出ない状態になります
また、BMWは他と比べるとパーツが高いという声をよく聞くので他よりも維持費の面では高くなっていくのではという心配があります

サイドパニアが純正にない

純正サイドパニアの設定ががないのでステーとケースを両方買うとかなりのお値段アップになってしまいます
ヘプコ&ベッカーがかっこいいの出してるので、社外品すらない!みたいな状況にはならなくて済むのですが、悩ましい…

ハザードがない

390ADVENTUREと同じなのですが、こちらもハザードがありません

ウインカースイッチが見づらい

ここも390ADVENTUREというかKTMと同く、左右どちらかにウインカーを出すと共通のランプが点滅してメーターパネルだけでは左右どちらにウインカーが出ているか不明な仕様
この辺はヨーロッパ車と日本車の違いで外車に求める機能ではないのかも
G310Rに感してはウインカーが乗っていても視認できる位置にあったので直視すればどっちに出ているかは判別可能でした

ヘッドライトがハロゲン

今時BMWでLEDじゃないの!?ってなっちゃうところですね
テールランプはLEDみたいです
車体価格を見れば仕方ないのかもですが、ちょこちょこコストダウンの影響を感じます


各道路毎の感触の差

待ち乗り

今回ディーラーが面している道路が交通量の多い幹線道路だったので、まっすぐ走っていると信号待ちが多く悩ましい場面が多かったです
上記のとおり発進時に気を使うのでスピードが乗るまではあまり楽しくなく、楽しくなりそうなところで信号待ちになってしまいます

高速道路

エンジンは元気でよく回ってくれます合流や追い越しもスムーズで乗りやすくて良いです
短距離しか乗れなかったので超距離評価は難しいところですが、そこまでしんどくない印象です

ワインディング

ワインディングが楽しいバイクだったのですが、店舗からの距離や時間の都合であまり乗れませんでした
ただ短い区間でもカーブからの立ち上がりが250よりもしっかりしていて乗り心地はよかったです


足つき

G310Rの足つきはかなり良かったです(筆者身長178cm)
両足べったりで車両の軽さもあるので特に取り回しに苦労する印象は全くありませんでした

G310GSの方は少し大きくなったので両足を付けようとするとかかとが少し浮くぐらいでした
こちらも私ぐらいの身長であれば取り回しで心配するような要素はないと思います


総合評価

リーズナブルにBMWを体感できるが、体感できる範囲は限定的

この価格で普通二輪免許でBMWに乗れるというのはかなりお得
車両に直接は関係ないけど今までのディーラーの中で一番接客が良かったし技術スタッフや店長さんもかなり親切で丁寧
納車時には納車式を行う等、プレミアムブランドならではの演出が多いので満足感はかなり高いと思います
バイクはそれなりに高い買い物ですし、所有の満足感を盛り上げる要素があるとないでは車体やブランドに対する印象も変わってくると思います
その辺BMWはさすがの対応でG310を買えばBMWに乗っている満足感は確実に得られると思います

ただ、問題は車両自体の感触でG310はコストを抑えるためにインド生産や単気筒を選んでいるということでBMWをイメージして乗ると少し違うのではと思ってしまう面がありました
発進のシビアさが最たる例で、BMWの長距離をストレスなく乗れそうなブランドイメージと食い違っていて、楽しさより気を使うピリピリした場面が少し勝ってしまってこれが最高!とならなかったのが残念です
もちろん慣れの問題で大きく改善されそうなところではあります

そして、電子制御がなく操ってる感の強いBMW、走りだし以外はしっかりパワーもあって長距離も使えそう、デザインも良いし安定感もある、ETCも標準装備でしかも国産と比べて車両価格がそこまで高いわけではないなどなど、良いところも沢山あるバイクなので検討の価値はあると思います

乗り心地にもっと余裕を感じれば有力候補だったのですが、1台目のバイクに悩ましいところです

あと、これもあまり車両に関係ないのですが、今までのディーラーさんで一番踏み込んで値引きの提案もしてくれて売りたい感はつよかったですw

 

追記

youtu.be

YouTubeにあったG310Rの走行レビューですが、やはりエンストしやすいとのことです
理由は電子制御のアシストが国産と考え方が違うためにそうなってるという意見でした
もちろんそういう仕様なので、慣れれば問題ないという評価ですが一番気になった部分なので詳しい人のレビューが参考になります

3台乗ってみたバイクへの考え方について

バイク初心者がバイクを選ぶにあたって3車種に試乗してきました
一旦状況を整理する記事です

 

現状の整理

はじめてのバイクを選定するにあたって条件を以下の通り定めています

  • 国内販売あり
  • 普通二輪免許で乗れる
  • アドベンチャーバイク

詳しい理由等は初回記事を参照ください


現在までに試乗した車種

試乗車が見つかったり、レンタルしたりで以下の車種に試乗してます。

  • Suzuki V-Strom250
  • KTM 390 ADVENTURE
  • HONDA 400X

それぞれ車種名クリックでインプレに飛びます
どれもそれぞれ良いバイクかつウイークポイントもあるのでかなり迷っています


バイクへの考え方について

最初の選定基準は素人がネットの情報と友人の言葉だけで決めたものなので、乗ってみると欲しいバイクの条件が変わるかもしれないと思っていましたが…

特に変わりませんでした

やはり自分がバイクに乗るうえで長距離の乗りやすさ、積載の拡張性、タンデムのしやすさは重要だと思っています

 

他ジャンルのバイク

アドベンチャーが欲しいのは変わらないのですが、他ジャンルのバイクについて整理していなかったので今のタイミングで書いておこうと思います。

 

スーパースポーツ

このジャンルではKawasakiのNinjaやYAMAHA YZFが好み
免許を取る前はSSこそバイク!って見た目で好きでした
特にKawasakiが好きで一時期はバイクを買うならライムグリーンカラーのNinjaしかない!と思っていたほどです
ただ、免許を取るにあたって自分でバイクについて調べたり、周囲の話を聞いているうちにSSのセパハン由来のポジションの厳しさ、積載性のなさに扱い辛いイメージを持ってしまいました
そんな中Versys-X 250を発見してカウルもあってカッコイイのに積載性も良いバイクがあるなんてと思い、アドベンチャーに傾いていきました
Versys-X 250はどうしてもチューブタイヤなのとパニアの融通の効かなさが気になって現状は候補から外れているのですが、Kawasaki好きなのは変わらずなので良い車種が出てくれればと思う日々です

 

ストリートファイター/ネイキッド

KTM DUKE、HONDAのCB250R/CB1000R、KawasakiのZやYAMAHA MTあたりが好みです

アドベンチャーにいかないのであればスタイリングとロングツーリングとの相性を考えてストファイに落ち着いてたと思います

ただ、先日のツーリングの際に友人のZ650のタンデムシートにも載せてもらったりしたのですが、タンデムシートがおまけのような面積なうえにまともなタンデムグリップがなく、Z650(というか大抵のストリートファイター)は長時間タンデムすることを考えていない車種だなと感じました

 

アメリカン

アメリカンといえばハーレーなのですが、あんまり好みの見た目ではないです
特にデカいのは普通二輪免許では乗れないですし
ただHONDA Rebel250はミリタリーっぽいスタイリングで良いと思いました

 

ツアラー

これはこのジャンルに入るバイクは普通二輪で運転できるものがなさそうなので選外です
BMWとかでロングツーリングとか言ってみたいですけどねー

 

カフェレーサー

だんだん分類が難しくなってきましたが、一応カフェに分類されるHusqvarnaのSvartpilen401はかなり攻めたデザインで気に入ってます
荷物とかタンデムとか後々のメンテナンス性とか社外パーツの充実さ、メーターの見づらさにこだわらなくていいならこれにしてたかもしれないぐらい素晴らしいデザイン
エンジンも390 DUKEやADVENTUREと同じなので心配しなくても良いのは素晴らしいです
ただ、オーソドックスな利便性よりも速さメインでビキニカウルを付けてる所謂カフェレーサーはそんなに見た目が好みでないという…!

 

オフロード/モタード

オフ車は現状あまり詳しくないのですが、自分の使い方だと恐らくほとんどオフロードに入ることはなく行ってもフラットダートまでだと思うので、今のところは選択肢に入っていません

Husqvarna FE250とか見た目も好きで、恐らく扱えるぐらいの身長もあるのですが何とも自分が普段使いするイメージに結びついていないというのが現状です

 

スクーター

先行車種を見ればわかるかもですが、今回はMTのバイクが欲しいです
原付のYAMAHA VOXは残す予定なのでスクーター成分はそちらでカバーします

 

トライク

お前それもうバイクじゃねえじゃん!って感じですが、YAMAHAのTricityやNIKENは気になります
純粋に通勤目的で7年前に前の会社入る前に原二の免許持ってたらPCXと迷ってTricity買ってたかも
普通自動車免許で原付二種まで運転できるとこの辺絶対売れると思います

 

アドベンチャー

大本命のジャンル好きな車両は一周まわってよくわからなくなってきました
アドベンチャーのメリットはいろいろ書いたのですが、一番のデメリットはその装備の豪華さからくる車体価格の高さですね…

 

車ではスポーツカー好きな自分がどちらかというとSUVっぽいアドベンチャーバイクを選ぶことになるとは自分でも思っていませんでした

 

今後の動き

今、他の候補として気になっているのはBMWのG310GSです
近くの店舗の試乗車検索をしてみると残念ながらG310GSはないけれど、兄弟車のG310Rがあるようなので機会を作って乗ってこようと思います

ただそれのレポをすると国内で買える車種はほどんど乗ってしまったことになるのであとはどれかを決める長考が始まる予感です…

 

とりあえず乗ろう

HONDA 400X 試乗 インプレッション

 

普通二輪免許で運転できるアドベンチャーということでHONDA 400Xもディーラーで試乗してきました。

400X

ディーラー指定のルート。住宅街を走った後、幹線道路に出るコース
土曜日ということもあり、幹線道路以外では交通量が多く、なかなか進めない
幹線道路は片側3車線エリアがあり速度域が高いところまで試せた
お店が町中にあるので仕方ないが、もう少し交通量の少ないルートで試乗したかった

390 ADVENTUREと同じ日に試乗。キャラクターがはっきり分かれる2台だった。

 

400Xを選んだ理由

以前の記事に書いた条件からアドベンチャーを重点的に見ているのですが、国内で400ccアドベンチャーはこれしかない!という他に選択肢がないのが理由

heliosphere.hatenablog.com


見た目のデザインは悪くないのですが、ネットにUPされているパニア装着画像があまり好みの見た目でないのが気になっていたのですが、乗るとHONDAの作りの良さを感じて印象が変わったバイクです。

あとメカに例えるとやっと主人公機とかメインメカっぽい正統派なデザインですね!
ゾイドに例えるならコマンドウルフヘルキャット、セイバータイガーあたりではないかと思います


良いと感じたポイント

乗りやすさ

CBR400Rをベースにしているということもあり、走り出しからスムーズな加速
KTMでは許してくれない雑な操作になってしまった時も車体がしっかり吸収してくれる

 

安定感

乗りやすさにも関わってる部分。車体が200kg近くあるため、押し歩きの取り回しは重いが走り出してしまえば前述の明日買いやすさも相まってかなり安定している
ホイールの大きさなのか、車体が新しいからなのか教習車のCB400SF-Kに比べても
安定感が高かったように感じる

 

車体のデカさ

390 ADVENTUREでは感じなかった車体の存在感がある
ライダー視点だとタンク周りのボリュームがあって強そうに見えるからか満足感が高い

400X

写真じゃ伝わらないけど安心感のあるデカさ

エンジンの素直さ

2気筒ということもあり、KTMのような鼓動感はないが低速から安定して実用速度までスムーズに加速してくれる
少し乗っただけでこれなら長距離乗っても疲れないと感じる

 

取り回しの良さ

車体は200kg近くあるので、今回乗った中では重量級だけど着座姿勢の良さと低速トルクのおかげで発車/停車時や歩道を乗り越えて店舗敷地に入ったりする際の安心感が高い

 

ボタン類の質感の良さ

外車はもちろん国内他メーカーと比較してもスイッチの質が良い
大きく押しやすいが、デザインも悪くないのでハンドル周りが野暮ったくない
HONDAさんはこの辺さすが
ただ他メーカーとホーン、ウィンカーの位置が逆なのは混乱するのでやめてほしい

 

大きなウインドスクリーン

400Xはかなり大き目なウインドスクリーンがついているので、走行風の負担がかなり少ないと感じた
見た目は好みが分かれる装備だと思うけど、長距離はかなり快適なのでは

 

メーターの見やすさ

ここがV-Strom250と比べたときに400XというかHONDA流石だなって思った部分
KTMのようにカラー液晶を使ってるわけじゃないのに、しかもメーターの表示自体はV-Stromより小さいのにそれぞれの情報が見やすくまとめてあって見やすい
KTMで不満だったウインカーの左右も視覚的にわかりやすい位置にランプがある(それはV-Stromもだけど)

 

疲れない

渋滞の道路から流れてる幹線道路へ出るルートでしたがどの速度域でもバイクに気を使う必要がなくて疲れない
本当に素直で良いバイク

 

しっかりしたタンデムシート

タンデムシートはフロントと一体型。そこそこの広さがあるのでタンデムの取り回しもよさそう

 

気になったポイント

素直すぎる

素直で乗りやすいとても良いバイクなのは間違いないけれど、ワクワクや驚きは少ない落ち着いたバイク
どこでもを走っても取り回しに苦労しないけどメリハリのある加速なんかがあるわけではないのが悩ましい
390 ADVENTUREと乗り比べて自分はバイクの乗り味に刺激を求めているんだなと実感しました

 

純正パニアが高い、見た目も好みでない

アドベンチャーなのにパニアを付けるのが面倒な感じ
ネットのレポを見ても純正が高いからつけないと言っている人も多く悩みどころ
純正もGIVIの安価な箱もどちらも好みではないので、つけるとしたら社外の無骨なやつかなと
しかし、その分お値段もするために悩ましい

 

ハンドガードがオプション

他に乗った2車種では標準装備だったハンドガードがオプション設定なうえ、純正オプション設定の物も外側にフレームがないタイプのもの
ハードな走行は想定していないものの他車種のハンドガードは運転中の安心感にもつながっていたのでないのは惜しいところ

 

車体価格が高い

KTM 390ADVENTUREが\795,000-なのに対し、400Xは\826,100-と同クラスの輸入車と勝負できる価格
良いバイクではあるが、オプション入れると乗りだし価格はかなり高額に…
(後で調べて分かったのですが、外車は国内向けに納車整備するのにお金がかかるので価格差は埋まりそう)
HONDAはCB400SFとかも結構良いお値段する傾向にあるので仕方ないかもだけれど、実際購入を検討すると結構厳しいものが

 

各道路毎の感触の差

生活道路

店の前から大きな通りに出るまでしばらくの道路。住宅街で交通量が多く渋滞気味
車体の素直さで停車/発車が多くても安心して運転できるのはメリット
ただ、試乗としては微妙な状態

 

幹線道路

安定した車体から出るスムーズなパワーで幹線道路でも安定した走り
特に困ることはなく、60kmまでは250ccと比較してかなり乗りやすい
あと車体の重さもあってある程度の横風でも安心して運転できる


※試乗車のため高速やワインディングには行けてないので未評価

 

足つき

シート高800mmで標準的な高さ
身長178cmライダーで両足がかかとまでちょうど着くぐらいの足つきの良さ
同じシート高のV-Strom250と比較するとこちらの方が車体が大きく、その分良くないかもしれない


総合評価

乗りやすい疲れない良いバイク。優等生過ぎて刺激が足りない部分も

短い時間しか乗れなかったので400Xの長距離向きという強みに気付けなかったのが大きい評価です。
400Xは確実に良いバイクなのは間違いないので、400X乗りの方は気を悪くしないでくださいね。
長時間走ることを考えるなら今回乗った中では一番の選択肢だと思います。

最初に乗ったV-Strom250も乗りやすいアドベンチャーという評価でしたが、250はワインディングを走った時のカーブの立ち上がりなどでしっかりエンジンを回して走る感覚が楽しい印象でした。
400だとパワーの余裕さで回さなくてもクリア場面が多く、メリハリというよりは安定してドカッと構えて乗る印象になったのが快適だけど刺激は薄れるという悩ましい印象です。
バイクの楽しさは排気量とは関係ないんだなと実感しました。

400Xも買ってもきっと後悔しないバイクだったと思うのですが、メリハリのある走りをする390 ADVENTUREを知ってしまって悩む毎日です。

 

結局どれにする?

ということでV-Strom250、390 ADVENTURE、400Xと3台乗ってきました。とりあえず乗ってみようと思っていたバイクは乗ってみた感じです。
実際に乗ったら欲しいバイクがわかるかと思ったけれど、どれも違った良さがあって更に悩みが増えた感じです。
国内で買える普通免許で運転できるクラスのアドベンチャーバイクはあとKawasaki Versys-X 250とBMW G310GSの2車種のみ…!機会を作って乗ってみたいです。
どこかにオーナーさんとかいないかな。

KTM 390 ADVENTURE 試乗 インプレッション

 

普通免許で運転できるアドベンチャーということでKTMから今年発売の「390 ADVENTURE」 

390 ADVENTURE

 KTMのお店で試乗してきました。
20分程度の試乗。交通量の少ない道と幹線道路の組み合わせコース

バイクは390DUKEと同じエンジンのアドベンチャーで試乗車もこの日仕上がったばかりということで、自分の前に試乗に来てた人もいてなかなか注目の車両

 


390 ADVENTUREを選んだ理由

バイク選びの基準のところでも記載しましたが、アドベンチャーバイクが第一希望です

heliosphere.hatenablog.com


アドベンチャーといえばビッグバイクが多い中で普通二輪免許しかもってない私が乗れるアドベンチャーバイクは実はかなり選択肢が少ないのです

色々調べてみると400ccのアドベンチャーといえばHONDAの400X以上!みたいな状況だったところにオーストリアからの刺客。2020年新発売の390 ADVENTUREが出るという情報が!

YouTubeでモトブログを漁ってるとみんなから刺激的なバイクとして評判が良い「390 DUKE」の兄弟車ということで期待度もバッチリ
外車ということでメンテナンス面等、不安なところもあるのですが、ダカールラリー18連覇の信頼性に期待してみようとのことで乗ってきました

デザインは完全に好みが分かれるカマキリ顔だと思います。自分は嫌いじゃない。
こちらも主人公メカな見た目ではない感じで、ゾイドに例えるとガイサックとかサイカーチス、ディマンティスあたりのやはり昆虫系

390 ADVENTURE

この昆虫顔!

良いと感じたポイント

車体の軽さ

驚いたのが重量。軽い。250のV-Stromより軽いのではと思って調べたら、今回のってる3車種で一番軽かった。

  • SUZUKI V-Strom250      : 181kg
  • KTM 390 ADVENTURE  : 161kg
  • HONDA 400X                  : 196kg

400ccクラスで250cc単気筒クラスの車重ということで車体をスタンドから起こした時の軽さがすごい

 

取り回しの良さ

390 DUKEに比べれば大柄なボディですが、もともとDUKEはかなりコンパクトなバイクなので車体が大きくなっても上記の車体の軽さも相まってかなり動かしやすい
狭い駐輪スペースに頭からつっこんでも引っ張り出すのが楽そう

 

エンジンのパワー

その軽い車体に400ccクラス(373.2cc)の単気筒エンジンが載ってる。パワーの爆発感がすごい
かなりパワーがある印象。回せばドカンと加速できる。反応が良くて乗ってて楽しい

 

足回りの良さ

サスが滑らかで乗ってて気持ち良い
WPのAPEXというサスが入ってて乗り心地が良かった
試乗車は柔らかめに調整してるらしいので、実際はもう少し固めにセッティングした方が乗りやすいかも
WPのAPEXは調整もかなり簡単なので、荷物や人に合わせて随時調整できるのも良い

 

ブレーキのよさ

これまで乗ったどのバイクよりもしっかりブレーキが利いてる感があって好み
BYBREのブレーキを積んでるのでさすがの性能

 

乗っていて楽しい

回せばグングン加速する。減速はサスとブレーキが良いからしっかりできるメリハリのある走りができる
刺激的なバイクなので乗っていて楽しい

 

思ったより振動がない

単気筒ってどうしても振動が強めな印象で乗りづらいのではと思っていたが
今のバイクは大体そうなのか、KTMはちゃんと振動対策ができてるのかそこまで気になることはなかった
それでも停車時の振動は2気筒、4気筒に比べると大きい(下記気になったポイントにも記載)

 

メーターデザインの良さ・操作性の高さ

スイッチを入れたときに「REDY TO RACE」の文字が出るかっこよさ
カラー液晶で回転数も速度もシフトインジケーターも見やすい
ハンドルについてるスイッチで表示内容切り替えもできてかなり使いやすい
所有したときの満足感が一番あるのではないかと思います

・オプションのパニアがかっこいい
しかもステー込みでそこまで高くない。アドベンチャー乗りとしてとても重要

 

クイックシフターが楽

オプションだけど上下オートシフターが付けられる!
400ccクラスでこの装備があるのは豪華。試乗車にもばっちりインストールされていて使いごこちはなかなかもの
停車時・発進時はクラッチ操作必須なので、発進時の慎重に捜査する部分は変わらないものの、長く走ってると楽そう
ただ回転数がしっかりあってないとアップ/ダウンできないので、コンピュータが意図できないタイミングでシフトを変えたい場合はやはりクラッチを握ることに
便利といえば便利だけど36,000円というお値段は悩みどころ

 

広めのタンデムシート

タンデムシートはアドベンチャーらしくそこそこ広め。タンデムはしやすそうな印象
また、タンデムシートはフロントと独立して取り外し可能で少しだけスペースがあるのも便利そう
他のバイクはタンデムシート側までもりもり電装部品が入ってたりするので、少しでも拡張性を持たせてくれるのはうれしい
V-Strom250で悩みがちなETC車載器もここに入れられると思う
しかもシート下に配線がきてるので将来的にはUSBに変換してモバイルバッテリー充電スペースにしたりできそうで夢が広がる

 

純正パニアの質感の高さ

純正パニアの質感が良い。メーカーロゴが大きくないけどしっかりデザインされていて見た目も良いし、専用品感ある収まりの良さ
容量もそこそこありそうで実用性も高そう
贅沢を言えばインナーバッグ不要の防水仕様にしてほしかった
Vストと比べると価格も少し高い(Vスト以外と比べると良心的)


気になったポイント

雑な操作は受け付けてくれない

雑な操作が許されない。初心者に厳しいバイク
国産車に比べて明らかにエンストしやすい(試乗中2回もエンストさせてしまった)

これはライダーが下手なのもあるけれど、他の国産2車種に比べて車体に合わせて
丁寧に操作してあげないと言うことを聞いてくれない

また、速度・道路に合わせてギアをしっかり選んであげないとすぐに車体がギクシャクする。HONDAの4気筒みたいにすぐに6速にあげて走るみたいなことはできない。
逆に下道だと4速ぐらいまでが実用範囲になってくるかも

 

停車時にミラーが見づらい

単気筒の振動が確実にあるんだなって思わせる部分
停車時にミラーが小刻みに揺れていてかなり見づらい
あと純正にしては攻めた形をしてるのもあって視認性はイマイチ
ミラー部分の見た目は攻めてるけどアーム部分が謎の形をしているので、もし購入するならミラーに関しては交換するかも


方向指示器のインジケーターが見づらい

メーター横に方向指示器のインジケーターランプがあるが、なんと右も左も同じ表示
ここは国産との考え方の違いか。個人的にはどちらに指示器を出してるかメーターでも確認できた方がうれしい

 

ハザードがない

上記の方向指示器のインジケーターは左右どちらにだしても左右共に光ってる表示なのでハザードみたいだなと思って、ハザードもつけてみようと探したらスイッチないんですよ、後から調べてみたらハザードはそもそもついてなかった
KTMの車両は一部を除いてついてない。ヨーロッパではバイクはハザード焚く文化はない…?
ツーリング目的の車両なのでつけてほしいところ

 

ガソリンタンクが他と比べると小さい

他のミドルクラスアドベンチャーのガソリンタンクは軒並み17Lで、満タン給油の航続距離500km走行を売りにしている。
対して390 ADVENTUREのタンク容量は14.5Lと同クラスにしては多めでもアドベンチャーとしては少し少なめ
満タン給油での航続距離は430kmとやはり他モデルには見劣りしてしまうところ
ただ、実用上は恐らく困る数値ではないと思うので大きな問題ではないかな
ハイオク指定のハズなので燃費もまぁ仕方ない

 

車体価格が高い

アドベンチャーバイクって車両価格が買い!
390 DUKEが\641,000-で390 ADVENTUREが\759,000-とDUKEより10万円は高い
DUKEよりサスやら何やら良いものバンバンついてるので仕方ないところはあるけれど、オプション盛ってしまうと乗り出し価格はかなり高くなる…
これまで外車にする予定がないのであまり調べてなかったのですが、外車は納車整備費用も国産車に比べて結構高いのでそれもなかなか悩ましいところ

 

回さないと楽しくない

このバイクの楽しさは元気なエンジンを回した時、メリハリをつけてカーブをクリアしていくのが楽しいので、渋滞とかにハマると操作がダルく感じそう

 

マフラー(サイレンサー)の質感の悪さ

 マフラーはどうしてこうなったという感じの車体のクオリティの高さに比べてかなり安っぽい見た目でアンバランスな感じ
390 DUKEはノーマルで結構カッコイイマフラーが載ってるのになぜ…
KTMパワーパーツのアクラポビッチサイレンサーが9万円ぐらいするので簡単に交換とはいかず…
ただ動画を見ると音も低くて良い感じなんですよね

youtu.be

たとえ性能が上がってもうるさいマフラーには全然興味ないんですが、これなら許容範囲だし見た目も良いという悩ましさ

オプションDLC商法

良いところで触れたクイックシフターですが、オプションをつけない状態でも車体にに必要なパーツは最初からついてて、オプションの金額を払うと追加でその機構を使用するソフトウェアをインストールしてくれるというゲームDLC商法みたいな売り方はなんかあんまり好きじゃない

クイックシフターとKTM MY RIDEとかいうBluetoothでのスマホと連携機能がDLC方式オプションに設定されてるみたい
MY RIDEはあまり欲しい機能がないからまぁ良いけど、クイックシフターは標準装備に含めてほしかったなぁ


各道路毎の感触の差

裏路地

狭い路地でも車体が軽いので歩行者をかわしやすい
ただ停止と発進は他より気を使うので快適かといわれればあまり…
慣れれば問題ないと思われます

 

交通量少なめの道路

他の車両が少ない場所ではなギアを試せてので楽しかった
6000回転ぐらいまで回すとシフトを変えるタイミングをメーターが教えてくれるので、その通りバンバンあげていくと爽快

 

幹線道路

メリハリのある加速をするので幹線道路で車の流れにのるまでがスムーズ
走行中は単気筒の振動が気にならないので、楽にながしていける

※試乗車のため高速やワインディングには行けてないので未評価


足つき

ノーマル状態でシート高855mmとアドベンチャーモデルらしく少し高め
身長178cmライダーでノーマルモデルだと両足デルだと両足が指の付け根あたりまで付く感じ
試乗車は40mmローダウンモデルでシート高815mm。こちらは両足べったり
個人的にはノーマルでちょうど良い感じ。もう少し背が低くても車体が軽いので取り回しの不安はなさそう

 

総合評価

乗りこなすのは大変だが乗っていて楽しいバイク

シート高が高く、エンジンも丁寧な操作が求められるバイクですが、それを補って有り余るほどに車体が軽く、元気なエンジンのお蔭で操る楽しみのあるバイク
また、メーターの演出や独特のデザイン等、所有欲を満たせる要素も多く印象が良い
反面、長距離での乗り疲れや外車なのでメンテナンス面の不安要素が消しきれないのが悩ましいところ

車体価格もなかなかのものなので要検討

Suzuki V-Strom250 約300km インプレッション

 

今回は初回ということではじめて公道に出ます。

選んだ車種は「Suzuki V-Strom250」

V-Strom250

 

レンタル819さんでレンタルして1日285km乗り回してきました。

試乗車があればディーラーに乗りに行ったのですが、V-Strom250は全国でもほとんど試乗車がない
というかバイク全般なかなか試乗車ないんですよね。どうやって選べば…とうことでレンタルしてきました

V-Strom250を選んだ理由

バイク選びの条件としては前回の記事をご参照ください

heliosphere.hatenablog.com


最初は国産アドベンチャーで250ccから目をつけていたので、KawasakiのVersys-x 250かSuzuki V-Strom250(HONDA CRF250RRALLYはオフ色が強すぎるのでパス)
最初は自衛隊好きの影響や見た目のゴツさもあってKawasaki Versys-x 250が気に入ってたのですが以下の理由がどんどん気になっていってパスする結果に

  • 車体の重さとNinja250エンジン流用の低速トルクのなさ
  • 純正パニアがペラペラなうえに取り外しに工具必須
  • チューブタイヤ(これが一番大きい。原付も年に1回ぐらい釘踏んでパンクしてる人なので)

残る選択肢はSuzuki V-Strom250!
デザインは正直Versysの方が好みですが、単眼も悪くないよねという感じ

主人公機ではないけどいい味出してる脇役メカみたいなデザインじゃないです?(謎意見)
ゾイドで例えるとゴドスとかイグアンの雰囲気

乗ってみた結論から言うと良いバイクでした。多分買ってもあまり後悔しないと思う 

V-Strom250 メーター

285km走ってきました

良いと感じたポイント

着座姿勢が楽

乗った時に背筋がまっすぐになる楽なポジション。長時間も乗りやすい
アドベンチャーバイクで重要な要素


ハンドルが幅広で安定感有り

ハンドルの幅が広く、しっかり車体を動かせる感じ
立派な車格でも安定して操作できた

 

ハンドガードで手元に風が当たらず快適

ハンドルについているハンドガードは手にかかる走行風を軽減してくれているので、乗り心地が良い
冬は防寒の効果もあってうれしい
また、ハンドガードがあることで一番張り出している手に何かが当たるのではという不安を取り払ってくれる安心感もある

 

中低速のトルクがあり、発進/停止が扱いやすい

初心者にも扱いやすいエンジン特性で平地であればアクセルを回さずとも半クラだけでしっかり進む
一般道での加速もしやすい
ただ、過激な出力があるわけではないので急カーブからの立ち上がりや高速道路での加速等はマイルド
中低速の扱いやすさとトレードオフなところがあるので、仕方ないところ

 

高速道路も頑張ってる感はあるが、しっかりこなす

100km程度の巡航であれば快適にこなせる(1人乗車なら)
合流や追い越しの際はアクセルだけでこなせるほど余裕はないが、1段ギアを落としてやればちゃんと加速してくれます

 

250ccにしては車格が大きくて安心感がある

同行したKawasaki Z650より大きいのではと思う車体が安定感に結びついていてどっしり走れます
反面、クイックなコーナリングとかは苦手な印象(乗ってる人の技術力の問題も大いにありそう)

 

無加工でフルパニアがつけれる

今回は付けてないですが、標準でサイド、トップに無加工で純正パニアがつけられるのは他のバイクにはないVストの一番の強みだと思います
しかも、見た目もしっかりしてて丈夫そうな上にお安い

 

タンデムシートが広め

タンデムシートは一体型ですが、広めな設計なのでパッセンジャーも座りやすいと思う
上記トップケースに背もたれ的なパッドがついているのもポイントが高い

 

燃費が良い

285kmの走行でガソリンが半分ぐらい残っていた
燃費に気を付けて走っていたわけではないのに満タン500km走れそう


気になったポイント

スクリーンは効果を感じづらい

Versys-X 250や400Xに比べてスクリーンが小さいのでどうなの?と思っていたけど、予感が当たった感じで走行風による疲れは結構あった印象
ただ、筆者は一般道でネイキッドに乗ったことがないので、ネイキッドに比べたらだいぶマシなのかも

 

9000回転以上はハンドルの振動が大きく乗りづらい

高速道路で追い越し車線を走る際に9000~10000回転まで上げた際に9000回転ぐらいからハンドルの振動が急に大きくなり、限界感が出てくる
1人乗りだと常にその回転域をキープするわけではないと思うけどタンデムで高速に乗った場合、結構キツいかもしれない

 

メーターデザインが好みでない

完全に好みの問題ですが、メーターのデザインががあんまり好みでない
走行中に車体の中で一番目に入る部分なので所有欲を満たすにはメーターが好みのデザインであってほしい
液晶画面が自動で昼光色、夜間色に変更されて視認性は悪くないです
ただ、回転数はメーターの一番上にあるバーが右に伸びていく方式で少し見づらいです。回転数は円形に表示してほしい

 

後輪の接地感が薄い場面がある

これはレンタル車両のタイヤやサスのセッティングや更にはライダー自身の腕もあると思うのですが、ワインディングや高速のジャンクションで意図せず膨らんでしまう場合がりました
それはリアの接地感がカーブの途中で薄くなり、不安を感じて車体を倒せないor戻してしまったために膨らんでしまっています

自分はVOXというYAMAHAのスクーターに7年ほど乗っている中で一番不安に思う瞬間が「後輪の滑り」です
雪(の日は流石に乗らないですが)や雨の日。特にマンホールや白線が怖いです
大抵のバイクはご存じのとおり後輪駆動の乗り物で、駆動輪が滑る→車体がスリップ→転倒→死という危険に繋がるのでできれば避けたいところ

どうでもいいけどこのPC駆動輪を工藤凛って変換する…!

 

各道路毎の感触の差

街中

低速トルクがあるのでストップアンドゴーもやりやすくて不満はない
強いて言うなら250ccにしては小回りがきかないかも
ハンドルの切れ角は大きいのであまり気にならなかった

 

ワインディング

安定性が高いので扱いやすい
着座姿勢の楽さの分コーナーでの倒しづらさを感じるのではと思っていたが
そこそこの速度でコーナーにつっこんでもちゃんと車体を倒して曲がっていけた

エンジンブレーキも結構きくので下り坂のスピードコントロールもしやすい

後輪ブレーキの利きが弱い気がしたが、他車両とあまり比較できないので
こんなものなのかもしれない(教習車のCB400SF-Kもあんまり効かなかったので、
これは後輪ブレーキの制動力を求めすぎなのかもしれない)


高速道路

ちゃんと走る。力不足感もない(1人乗車なら)
100km巡航でも平地なら苦にならない
追い越しも可能だが、9000~10000回転はハンドルの振動が大きくなり維持するのはしんどい
快適に運転できるのは平地で 100km/h強程度まで

ジャンクションでの高速カーブは車体が不安定になるときがあり少し不安を感じた(これは公道初日ライダーなので下手なだけだと思われる)

せっかくタンデムシートが広いが、タンデムだと高速は結構頑張らないといけない印象
無理な加速をせずゆっくり行くなら大丈夫だけど、目的地にそれなりの時間でつきたいならやはり400ccクラスは欲しいか


足つき

シート高800mmで標準的な高さ
身長178cmライダーで両足がかかとまでちょうど着くぐらいの足つきの良さ
身長が170cmなくても取り回しには困らななさそう 

 

総合評価

初心者でも乗りやすいアドベンチャーバイク

SSのような速さやモタードのようにどこでも行ける心強さがあるわけではないけれど、
長距離での乗りやすさや多少の道の悪さも怖くない安定感がある扱いやすいバイク
車でたとえるならクロスオーバーSUV。250ccで疲れずに遠出したいという考えならまずこのバイクで間違いないと思います。

タンデムまで視野に入れるとやはりエンジンパワーが少し足りない印象。V-Strom400が出てれば買ってたかも
有力候補車両としてリストアップ

 

 

車両が限定されない感想

公道に出るのが初めてだったので、V-Strom250に限らずバイクで必要だなと思ったことを

ABSについて

ABSは必須と感じた
下り坂でエンジンブレーキを使おうとギアを下げすぎた際に動作を確認
あのまま後輪を滑らせてたら転倒に繋がったかもしれない
新車、中古車のこだわりはないが、ABS登載モデルを選ぼうと思う

インカムについて

今回はインカム未導入の状態で先輩ライダーに先導してもらう形でツーリング
結果、マスツーするならインカムは必須。あるとないとでは全然違うと思う
コンビニやガソリンスタンドに寄るのを提案したり、降りるICの確認をしたりしたい
あと、同行者のウインカーの切り忘れを指摘したい場面がもどかしかった

V-Strom250とZ650

ツーリング記念撮影 Z650は速い

ヘルメットについて

今回は原付で使っていたジェットヘルメットOGK AVAND2を流用して乗車
高速走行頭が持って行かれるようなことはなかったが、風切り音が大きく快適性が低い
フルフェイスかシステムに切り替えたい

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バイク選びについて

 

こんにちは。

 個人的にまとめてブログに書き留めたい雑記みたいなのは色々あるですが、直近で一番気になっている話題はバイクについてです。
つい先日普通二輪免許を取得したばかりの初心者ライダーが、最初に乗るバイク選びのために乗った車両の感想を整理していきます。
各車両の感想は次回からにして、今回は自分のバイク選びのポイントを整理します。
ですので、早く乗った感想を見せろよっていう方は次の記事からご覧ください。

 

自己紹介

まずはどんな人物がバイクを選ぼうとしているのか自己紹介から

HN:Zan

30代。バイク経験は原付のみ。
7年前からYAMAHA VOX Limitedに乗っている(走行距離8000km程度)

昨年友人に勧められて中免取得を決意。2019年11月から教習所に通い、最初は4月頃に免許取得予定が新型コロナウイルスの影響で免許取得が2020年6月になった。

デザイン、バンド、酒、車(持ってない)等いろいろ趣味があります。

 

バイク選びのポイント

人によってバイクに求めるものは様々だと思いますが、自分はこのポイントを重点的に見ているので、趣味が合う人は何かしらの参考になればうれしいです。
合わねーなって方はそういう意見もあるんだなと思っていただければ。

 

①ロンツーできる

速く走るのは好きだけど、サーキット走行をしたいわけではないので、長く快適に走れるかつ公道の範囲のなかで走りが面白いバイクが理想です。
もちろん高速道路の使用も想定しているので、ETCの登載性も気になるポイント。

 

②パニアを付けた場合の見た目が悪くない

車を持ってないので積載性を確保しつつ、見た目がかっこ悪くならないようにしたいです。
パニアって高いのに見た目がダサいのが多いので、荷物を積みつつかっこいいのが重要。

 

③タンデム可能

タンデムである程度の距離をツーリングできることが将来的な目標です。
選択肢は250ccか400ccだと思ってますが、実際に乗って感触を確かめて決めていこうと思っています。

 

④見た目が好みかどうか

もう完全に趣味の領域なのですが、いくら条件を満たしていても見てくれが良くないバイクは所有感を満たせないので是非カッコイイのに乗りたいです。

条件を満たしているジャンルがアドベンチャーバイクであろうと現状は思っています。
主に各社のアドベンチャーバイクに乗っていきます。

 

というところで各車のレポについては次回から。